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三好 隆博; 草野 完也*
JAERI-Research 2000-031, 47 Pages, 2000/09
高速回転する磁気圏と高速プラズマ流との非線形相互作用に関する磁気流体力学(MHD)シミュレーションに基づき、新たな大域的木星磁気圏モデルを提案した。特に本研究では、高速プラズマ流の流入境界条件として、惑星間空間磁場(IMF)を含有する。または含有しない定常太陽風を仮定した。シミュレーション結果より、木星磁場圏の大域的磁力線構造は、太陽風と同時に、木星自身の高速自転に大きな影響を受けていることがはっきりしたと示された。また、磁気圏尾部における磁気再結合が、磁気圏内のプラズマ対流構造に大きな影響を与えていることがわかった。これらの構造が、太陽風動圧の強度やIMFの極性など太陽風パラメータのわずかな差異に応答し、定性的にも変化することが明らかになった。